IT Proより[要件定義編]レアケースの要件に振り回されてはいけない記事の紹介
IT Proのプロジェクト・マネージャの「やってはいけない」特集から
要件定義に関する記事が掲載されていました。
[要件定義編]レアケースの要件に振り回されてはいけない – プロジェクト・マネージャの「やってはいけな…:ITpro |
僕自身も感じることがあったので紹介します。
レアケースの要件に振り回されてはいけない
kmg_090403_01 海とビジネスマン / kwimsnr
ユーザ企業の現場と管理者では要件に対する思いが違います。
現場は実業務をよく知っているだけに、
現在の仕事をどうやったらもっと効率化できるか?
ということを意識することが多い。
対して、ユーザ企業側のプロジェクト責任者などは
あるべき姿のために、仕事のありかたそのものを変えることも辞さない
ことが多いです。
既存の枠組みの範囲内で物事を考えるか?
もしくは
今の枠組みを取っ払ってしまうか?
立場によって考えかたにこれだけ差が出ていきます。
上の立場としては、業務の属人化を廃する意味でもレアケースを
システム化の対象には含めたくないという気持ちなんだと思います。
キーパーソンの扱いがポイント
とはいえ、既存の業務をよく知っているからこそのキーパーソン。
「こうなったらもっといいのに」という思いは尊重する必要があります。
プロジェクトを進めるにあたっては、キーパーソンの意見をどこまで
取り入れるかという線引きが大切だと思います。
今回のケースであれば、ユーザー企業側のプロジェクト責任者から現場に対して
「属人化の排除」
「レアケースはシステム化しない」
といった大前提を事前に現場に広報してもらうことも有効化と思います。